更新日: 公開日:2023年6月16日
手放すと戻ってくるって本当なの?その意味と執着の手放し方を解説
「手放すと戻ってくる」という言葉、よく聞いたことはありませんか?
このフレーズは、実は人生の道しるべとなる重要な教えです。
この言葉が指し示すのは、私たちが何かを強く求めている時、それに執着することが逆に目指す結果を遠ざけてしまうという、奇妙なようでありながらも実は深い哲学と言えます。
この記事では、「手放すと戻ってくる」の本当の意味と、無理なく自然体で何かを手放す方法について詳しく解説していきます。
「手放すと戻ってくる」という言葉について詳しく知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
『手放すと戻ってくる』とは?意味や理由を解説
私たちは日々、様々な感情や思考、人々との関係性に向き合いながら生活しています。
その中には、何かを強く望んだり、手に入れたいと願うこともあるでしょう。
しかし、そうした願いが強すぎると、「執着」という感情が生まれます。
ここで大切と言われるのが「手放すと戻ってくる」という考え方です。
この意味を一緒に探ってみましょう。
手放すべきなのは「執着」
「手放すと戻ってくる」という言葉から想像すると、何か具体的なものを手放すというイメージが浮かぶ方もいるでしょう。
しかし、実はこの「手放す」は、物質的なものではなく、「執着」という心の感情を指しています。
これは何かを強く望むあまりに生まれる、つかみどころのない感情です。
願いや想いが強すぎると、その対象への執着が強くなり、時にマイナスなエネルギーへと変わってしまいます。
だからこそ、本当に欲しいものや叶えたいことがあるなら、一度その執着を手放すことが重要なのです。
手放すと戻ってくるのは本当!
「手放すと戻ってくる」という考え方は、スピリチュアルな話に聞こえるかもしれませんが、案外本当とも言えます。
人間関係や夢、目標に対する強い執着を手放すと、思わぬ形で良い結果が訪れたり、問題が解決したりするのです。
実際に「手放すと戻ってくる」という体験をした方は少なくありません。
おはようございます。
大切と思っていたものを手放すと、別の大切なものが寄ってくる。
手放したけど必要だったものは、時間が経つと戻ってくる。
57年の人生で、そういうものがいくつかある。
思い切った断捨離で、良い循環が生まれる。
良い一日を、お過ごしください。— 小澤亮司(りょーさん)/お子様の言語力強化するためのプログラミング教室を運営 (@ManabinobaElias) June 15, 2021
追いかけても、決して得られはしない。なのに、力を抜いて手放すと、多くの場合、より良いものになってそっと手元に戻ってくるという不思議な法則について、この頃よく考えている。 pic.twitter.com/pK1WZW3lUg
— yuu iwatsuki (@yuu_iwatsuki) March 27, 2018
執着が捨てられない理由の一つに、手放したら失うという恐れがあるよね。
でも、執着してると、その大切なものは逆にどんどん離れていくんだよ。人もお金もそう。
執着を手放すと、本当に必要なものが手に入るし、手放したものも縁があれば必ず戻ってくる。
だから安心して手放していいんだよ🥰— ★みきやん💫そのままで◎ (@mikiyamyam) January 12, 2021
執着を手放すと戻ってくる理由
では、なぜ執着を手放すと良い結果が訪れるのでしょうか。
それは「手放す」という行為が、私たちの心を解放し、エネルギーを自由にするからです。
執着は心のエネルギーを束縛し、新たな可能性や視点を見ることを阻んでしまいます。
しかし、その執着を手放すことで、心が解放され、新たな可能性や視点を迎え入れる余地が生まれるのです。
その結果、手放したものが別の形で戻ってくる、という現象が起こるのです。
執着を手放すべきもの
では具体的に、どのようなものに対する執着を手放すべきなのでしょうか。
元彼や片思いをしていた人
元彼や過去に好意を抱いていた男性には、執着してしまうことは珍しくないでしょう。
過去の恋愛で関わった男性に執着すると、恋愛において前に進むことが難しくなる可能性があります。
『復縁したい』『やっぱり私を好きになって欲しい』といった想いがあるかもしれませんが、相手のこだわりすぎて依存するような状態は避けましょう。
お金
物質的な執着として挙げられるのが、お金です。
お金は生活をする上で必要なものですが、それに過度に固執すると、他の重要な価値観を見失うかもしれません。
お金を全ての幸せの源と考え、それが無ければ何も出来ないと思い込んでしまうと、豊かなのに心は貧しいという状況になることも。
お金が欲しいと思っても、執着はしないように気を付けましょう。
過去の栄光や武勇伝
自身の過去の成功や栄光に執着することも手放すべきです。
過去の成功を基準に自分を評価し続けてしまい、これからの成長が止まってしまうでしょう。
過去の自分に執着するのではなく、自身の成長や新たな挑戦に焦点を当てることで、更なる成長の道が開かれますよ。
自分を都合よく扱ってくる人
周囲の人々との関係性も、手放すべき執着の対象となることがあります。
特に、自分を都合よく扱う人に対して無意識に執着していることはありませんか?
必要とされていることに安心感を覚え、都合よく扱ってくる人に執着してしまうことは珍しくないでしょう。
自分自身を大切にするためにも、執着を手放すと、素敵な人間関係が返ってくるはずです。
社会的地位
社会的地位に対する執着も手放すべきです。
社会的地位は、評価を得るための一つの手段であり、それ自体が目的ではありませんよね。
地位に執着すると、他の重要な何かを見失ったり、地位のために自分自身や他人を傷つける行動をとってしまったり可能性があります。
社会的地位に対する執着を手放すことで、自分自身の価値を再評価し、人生においてもっと大事なものが手に入るかもしれません。
自分が執着しているかどうか確認する方法
それでは、自分が何に対して執着しているか、どう確認すれば良いのでしょうか。
ここでは、自分が執着しているかどうかを見極めるために考えたいことをご紹介します。
対象はあなたを大事に豊かにしてくれる存在か
その対象は、あなた自身を大事に、もしくは豊かにしてくれていますか?
それとも、あなたを疲弊させ、疲労感やストレスを引き起こしている存在でしょうか。
もし後者であれば、それはあなたがその対象に対して執着している可能性が高いです。
マイナスな感情を抱いているのに、それでも離れることができないのは、執着や依存心が強いと言えるでしょう。
対象がないと不安や依存が生まれていないか
対象があなたの生活から消え去ったとき、あなたがどのように感じるかを想像してみてください。
それがないと不安になる、または何かに依存するような感情が湧き上がるのであれば、それは執着のサインと捉えていいでしょう。
健康的な関係性や状態は、対象がなくなってもあなた自身が安定し、自立している状態であるべきです。
承認欲求を満たしたいだけではないか
承認欲求は、人間の心理的な欲求のひとつ。
自分の存在や行動が他人に認められ、賞賛されることを望む心情を指します。
これは決して悪いことではありません。
しかし、それが過度になり、承認欲求を満たすためだけにある人物や物事に執着し、それが無いと自己価値を感じられない状態になっていないか、注意深く見つめ直すことが大切です。
承認欲求は自己認識の一部であり、それが強過ぎると自己の中心を見失い、執着の源となり得えるのです。
自分が軸ではなく相手中心に生活を回していないか
自分自身が生活の中心にいない状態も執着のサインです。
自分の価値観や欲求を無視し、相手の意志や行動に全てを合わせてしまう状態は、健全とは言えません。
人間関係は、相手に配慮しつつも自分自身を尊重することが重要です。
自分が軸となり、自分の人生を自分自身でコントロールすること。
これが執着を手放し、豊かな人生を歩むための大切なステップです。
執着を手放す方法
では実際に執着を手放すにはどうすればいいのか、その方法を見ていきましょう。
執着している自分に目を背けないで向き合う
最初の一歩は、自分自身が執着しているという事実に向き合うことです。
執着していることを認めたくない気持ちはわかりますが、目を背けている限り執着を手放すことはできないでしょう。
一度自分のことを認めて理解してあげると、それだけでも気持ちが少し楽になりますよ。
ゆっくり心を整理して執着を手放す覚悟を持つ
次に、執着を手放すための心の準備を整えます。
突然対象から離れようとすると、心が限界になり、結局離れられないというケースは多いです。
ゆっくりでいいので、執着を手放す勇気を持ってください。
大丈夫。執着を手放したら、プラスの形で大切なものが返ってきますよ。
手放す際の辛さを埋める癒しを用意しておく
何かを手放すことは心の空白や喪失感を伴いますよね。
そのような心の穴を埋めるために、自分を癒す方法を事前に準備しておくことをおすすめします。
それは新しい趣味を始めることかもしれませんし、好きな音楽を聴くこと、友達と遊ぶための時間を設けることも良いでしょう。
執着を手放したときの傷を癒して、手放すと戻ってくる状態を整えてくださいね。
対象と物理的に離れる・完全に連絡を取れないようにする
もし執着の対象が具体的な人や場所であるなら、その対象と物理的に距離を置くことが効果的です。
元彼やギャンブルなど執着していた存在から自分を引き離すことで、対象のせいで狭まっていた心や生活が自由になります。
また、スマホやSNSを使った連絡を遮断することも有効です。
執着を手放さざるを得ない状況を作ることが大切ですよ。
手放した後に冷静に執着の原因を考える
執着の対象を手放した後は、自己反省の時間を持つことが重要です。
冷静になって執着の原因やその背後にある感情を見つめ、自分自身を深く理解することで、人間的に成長し、結果大事なものがあなたの元へ帰ってくるでしょう。
手放したら戻ってくることばかり期待しない(不要な対象はそこで離れていく)
「手放すと戻ってくる」この言葉が真実であるとはいえ、すべてが戻ってくるわけではないことを理解しておくべきです。
手放すべきは、自分の人生にとって重要でない、または自分の成長を妨げているものです。
そういったものを手放すことで、新たなものや人、チャンスが自分の人生に流れ込んでくるのです。
あなたにとって良くない元彼な人間関係などは、手放したら戻ってくることはなく、違うプラスな形で新しい何かが舞い込んで来るでしょう。
『手放すと戻ってくる』は恋愛においても大切!手放す恋愛のポイント
『手放すと戻ってくる』という考え方は、恋愛においても大切です。
最後に、”手放す恋愛”をするためのポイントについて解説します。
相手への期待を手放す
彼氏への期待は、言い換えてしまえば執着です。
彼氏に対する具体的な期待や理想を手放すことで、相手の本質を見つめることができます。
また、期待を手放すことは、自分の幸せを他人に依存するのではなく、自分自身の内側から見つけ出すことにも繋がるでしょう。
周りの男性との比較を手放す
彼氏を他の男性と比較することも、手放すべき対象です。
比較するという行為は、自身のパートナーに対する不満や不安を増大させるだけでなく、2人の間にネガティブなエネルギーを生み出します。
周囲と比べるのは、真の幸せを生み出しませんよ。
2人の絶頂期への執着を手放す
恋愛において、2人の一番ラブラブだった絶頂期に固執することは、プラスになることは全くないでしょう。
2人が一緒に過ごした最高の時期を繰り返し思い出すことで、ネガティブな感情が強まり執着が生まれやすくなります。
絶頂期への執着を手放すことは、現在と未来に目を向け、良い未来を切り開くための重要なステップです。
今後彼以上に良い人がいないという思い込みを手放す
また、「彼以上に良い人は二度と現れない」という思い込みも、執着を生む大きな要因です。
このような考え方は、新たな恋愛の可能性を閉ざし、自己肯定感を下げることに繋がります。
より良い人生を引き寄せるためにも、もっと素敵な人がいるかもしれないくらいのスタンスでいてくださいね。
まとめ|手放すことで今以上の幸せが舞い込んでくる
本記事では、手放すと戻ってくるという法則についてや、執着の手放し方などを解説しました。
手放すことで、自身の内側から幸せを引き寄せる力が生まれます。
手放すことは一時的な苦痛を伴うかもしれませんが、それを乗り越えた先には新たな自己成長と真の満足感が待っていますよ。
自分自身を執着から解放することで、更なる幸せが舞い込んでくることでしょう。
手放す勇気を持ち、自由と幸せを手に入れてくださいね。
監修
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