2019 Finalist

池内 ひろこ

Hiroko Ikeuchi

職業 メイク講師
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大会に
向けた
一言
小学生の頃から、コンプレックスの塊でした。
一重で目つきが悪いと言われ、髪は親の方針でショートカット(マッシュルームっぽい形)。背の順では、いつも後ろから二番目。その上、ニキビ面でした。そのせいで、クラスの男子から「マシュルームニキビ」とからかわれていました。
そんな、人から好かれない自分が嫌いでした。そして、自分を好きになるために始めたのがメイクでした。


今でこそプロとしてメイク指導をしていますが、高校生の頃はメイクで失敗続きでした。白いファンデーションを塗りすぎて、「お面」と言われたり(笑)アイラインを引き過ぎて「パンダ」と笑われたり(笑)
数えきれない失敗を経てメイクが上手になっていく中で、自分に自信がつき、好きな人に自分からアプローチし、ついには結婚することもできました。
そんな経験から、20代までは、「やっぱ女は見た目なのよ」そんな風に粋がっていました。

ところが、30歳を過ぎた頃から、内面の成長が伴わない自分に違和感を感じるようになりました。
それは、ビジネスでの独立がきっかけでした。
独立してわかったのは、後ろ盾のない自分の非力さ。
それまでは、私の後ろには、所属していた「化粧品ブランド」や、「トレーナーという立場」がありました。

それらがなくなって自分の身一つになった時、人から信用・信頼を得ることの難しさ、集客の苦労を経験しました。


「自分は、ちゃんと自分の人生を創っているだろうか」
「信用を得ることが難しいのは、人として考えが足りないのではないか」



見た目ばかりを気にかけて、内面の成長が疎かになっていた自分に気づきました。
それと同時に、昔のコンプレックスや、自分に自信のなかった過去があるからこそ、メイクという技術を手に入れることができた「今」に改めて気づくことができました。

「独立したら、自分しかいない」
「自分の人生を創るのは、自分」


だから、見栄を張らず過去のみっともない自分もさらけ出すことに決めました。
コンプレックスの塊だったこと、メイクが変で笑われたこと、独立した時にはかなり勇気が必要だったこと。
決してサクセスストーリーとは言えない過去をそのまま伝えると、共感してくれる人が増え、「私も同じでした!」そんなふうに言ってもらえことが増えてきました。

「私の失敗は、誰かの勇気になる」

今回の応募も、私という人間を知ってもらうことで、昔の私と同じように自分に自信のない女性に勇気を持ってもらいたい、そんな想いでエントリーさせていただきました。

(HP)人生は、"メイク"で変えられる